風水という考え方はそもそもどこから生まれたのか?
ずっとたどっていくと「易経」という思想にたどりつきます。
易経は、およそ2800年前の西周の時代に理論体系が整ったとされ、
東洋哲学の元ともいえるものです。
「易」という字は、「太陽」を表す「日」(陽)と、
「月」(陰)を表す「勿」という字を合わせたもの。
つまり「陰と陽が交わることにより引き起こされる変化」について
語られた思想であると察することができます。
世の中は諸行無常であり、形あるものは滅び、そして再生します。
森羅万象、あらゆる形のあるものは時の流れとともに必ず形を変え、
変化していきます。時代の変化の速度が増した現代に生きる私たちには、
なおさら実感しやすいことかもしれません。
こうしたあらゆる変化をもたらすものが「陰陽の法則」です。
太陽と月に象徴される陰陽は、相反する対極を示し、その対極同士が
一対となることでものを生み出すというのが易経の考え方です。
天と地、光と影、男と女、これらはすべて一対で陰と陽の関係であり、
この世のあらゆるものは陰陽から成り、
たえず変化し続けながらバランスを取り合っていると考えられています。
さらに、そこから生まれる自然は「木・火・土・金・水」の
5つの要素から成り、この世に存在するあらゆるもののエネルギーは、
これらの性質に分けることができるとするのが「陰陽五行説」です。
5つの要素が互いに影響を与えあいながら、生育と衰退を繰り返し、
循環しながら宇宙の秩序が保たれているとするものです。
五行は互いの要素を助けて補ったり(相生)、牽制して痛めつけたり(相剋)しながら、
全体でバランスをとっているのです。
建物や地形も、その形状や色などにより五行いずれかの特徴を持ちます。
またそこに住む人も、生年月日から割り出すと五行いずれかの特徴を持っています。
たとえば、自分の五行にマッチしない五行の特徴を持つ建物に住む場合は、
努力した割には成果が実を結ばないというようなことが現象として起こります。
建物の外に自分の五行を剋する関係のものが存在した場合にも、
人生に矛盾や支障をきたすことは少なくありません。
建物のみならず、こうしたことが対人関係でもあらわれます。
「この人とは気が合うな」「相性がいい」と感じる場合は
お互いの五行がマッチしている場合が多く、
衝突が多い相手の場合は相剋の状態であることも少なくありません。
困ったことに、家族間でも五行が合わないことがあるのです。
五行のバランスをとることは運気を良くするためには重要なことです。
けれど、悪いからといってパートナーを交換するわけにはいかないし、
引っ越しをすることも現実的にはムリだと思います。
こうしたときに重宝するのも【風水アイテム】です。
凶意を化かす「化殺」はここでも活躍します。
実際には相性の良くない五行バランスを、風水アイテムを置くことで
良いバランスに整えることができるのですから。
たとえば、パワーストーンを使って場の五行エネルギーを整える
【陰陽五行鉢】を置けば、置かれた空間とそこにいる人たちの
五行のエネルギーバランスを整える役割を果たします。
家庭ならリビングに置くことで、家族みんなの五行の調和を
とることができますし、オフィスの出入り口やオフィス内に置いても
同様の効果が得られます。
また、お客様が訪れる応接間などに置くことで、打ち合わせ会議、
商談などをスムーズに運ぶこともできるのです。
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